病態解析学
研究室紹介
病態解析学?研究室HP
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研究室の概要
長野 一也 教授
ヒトのライフサイクルは、健康から、発病に至る前の未病を介し、疾患?死へと向かうことから、これら各フェーズを理解?克服することが、生命科学そのものであり、ヒトの健康確保に直結することは言うまでもない。生命科学の中で、薬学は、合成化学物質(低分子)から生体構成分子(高分子)に至るまで、あらゆる物質が、生体に曝露?投与された際の動きや応答を定量的に理解できることに強みを有している。そのため、薬学は、いずれのフェーズにおいても貢献できる学問領域である。特に、医療費の増大に伴って、「疾患」の理解と克服のみならず、「未病」を如何に制御するかが社会的ミッションとなっている。
以上の背景をふまえ、病態解析学研究室では、「物質」と「生体応答」を紐づける体内動態を基盤とし、疾患にとどまらず、未病の段階から総合的に理解?介入することによって、「病態(病の状態)」を真に解明できるものと考えている。そういった想いから、当該研究室の英語名は、Department of Pathological and Health Scienceと名付け、教育と研究にあたっている。
研究においてポイントとなる単語?言葉
病態解析、未病、体内動態、安全科学
教育の内容
答えのある問題を適切に解答できるというより、答えのない問題に対して、自ら論理的に考え、計画し、最初の一歩を堂々と踏み出すことのできる人材育成を目指している。また、どのような状況におかれても、その中で興味のもてることを自ら発掘し、全体をまとめあげる次世代リーダーの輩出を目指す。
研究の内容
- 臨床分析科学を基盤とした、がんなど難治性疾患の分子病態の解明
- 高品質な機能性食品?化粧品の開発戦略の新規構築と実証